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腸マッサージ(腸もみ)【効果、やり方】のご紹介|固い箇所、痛い箇所、おならの出し方は?

2018.03.04
大腸

みなさん、腸マッサージ(腸もみ)をご存知でしょうか?

文字通り腸をマッサージすることなのですが、このマッサージでは便秘、むくみの改善など様々な効果が期待できます。

そんな腸マッサージについて今回はパーソナルトレーナーの北村智哉さんにご紹介頂きます

腸マッサージ(腸もみ)とは?

腸マッサージ(腸もみ)という言葉がありますが、皆さんはご存知でしょうか?

この腸もみは、言葉の通り、「腸を揉む」のですが、さすがに直接は揉むことは出来ませんよね(笑)

ここでお伝えする腸もみは、お腹の上から腸の動きを促すマッサージです。

腸マッサージ(腸もみ)は便秘に悩む方が多く行う

トイレ

腸マッサージ(腸もみ)は、便秘にお悩みの方が多く行うマッサージでもあり、きっと便秘にお悩みの方の中には、1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

ということで、今日は腸もみについてお話しさせて頂きます。

まず、腸について、皆さんにお伝えすることがあります。

腸は、大きく1つの種類に分けることができます。

それは、小腸と大腸です。

小腸の役割

胃で消化された食べ物は、まず最初に小腸へといきます。

小腸では、それらの栄養を吸収する役割を持っています。

ヒトの身体の中で1番長い臓器であり、およそ6mあるともいわれており、小腸の内側を広げると、テニスコート1面の1/4の大きさになるといわれています。

大腸の役割

大腸

続いて、大腸は主に水分とミネラルを吸収し、便を作る役割を持っています。

食べ物を口にし、消化・吸収され、便が排泄されるまでは、24〜72時間かかるとされています。

つまり、今日の便は3日前〜昨日食べたものであるということがいえます。

このように腸は食べたものを消化・吸収、排泄するために24時間フルに働いているのです。

このような腸の働きを蠕動(ぜんどう)運動と呼びます。

また、これ以外にも免疫や解毒といった働きもあり、自分の身体を健康に保っていくには、とても必要な臓器なのです。

腸内フローラとは?

最近では、「腸内フローラ」という言葉を耳にしますが、皆さんは聞いたことありますか?

「腸内フローラ」とは、腸内の環境のことを指し、腸内フローラには善玉菌・悪玉菌・日和見菌という3種類の菌が混在しています。

 

善玉菌とは?

善玉菌とは、いわゆる乳酸菌やビフィズス菌で、健康維持のために活躍する菌です。

 

悪玉菌とは?

悪玉菌は、有毒な大腸菌やブドウ球菌は、その名も通り、病気などの引き金になる菌です。

 

日和見菌とは?

日和見菌は、無毒な大腸菌などが挙げられますが、これらの菌は、健康な時は善玉菌と一緒に作用するのですが、悪玉菌が増殖してくると、悪玉菌と同じように働いてしまうのです。

これらのバランスが、善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7となっているのですが、このバランスや腸の蠕動運動が悪くなり、便秘になってしまうと、病気や身体の不調を感じてしまうのです。

蠕動運動が悪くなる原因とは?

腹痛

では、なぜ悪くなってしまうのでしょうか?

その原因は・・・

  • ストレス
  • 加齢
  • 暴飲暴食
  • 不規則な生活
  • タンパク質、脂肪過多な食事
  • 食物繊維不足
  • 運動不足

これ以外にも様々な原因があります。

きっと、これをみて当てはまる方も多いのではないでしょうか?

このような原因で腸の動きが鈍ってしまった時に、外からの刺激によって、腸の動きを復活、改善させていくセルフマッサージが「腸もみ」なのです。

腸マッサージ(腸もみ)の効果とは?

では、この腸もみの効果は、どういったものがあるのでしょうか?

主にこのような効果があるといわれています。

  1. 便秘改善
  2. むくみ改善
  3. 冷え性改善
  4. ポッコリお腹の改善
  5. 美肌の効果

これらを以下で1つずつ解説していきます。

① 便秘改善

1番の大きな効果として期待されるのが、この便秘改善です。

もともと、腸もみは便秘改善を効果として紹介されることが多いですし、これを目的として実践している方もたくさんいらっしゃいます。

先ほどご紹介した「蠕動運動」が出来ない状態の方の多くが便秘になってしまいます。

それを腸もみによって外部からの刺激を与え、腸の蠕動運動を活発にさせることで、便秘が改善することができると考えられます。

② むくみ改善

脚痩せ

小腸・大腸がある付近には、多くのリンパが集まっている場所でもあります。

これを腸もみの刺激によって、リンパの流れをよくすることで、身体の細胞の水分の入れ替えを促せると考えられます。

③ 冷え性改善

これは便秘解消にも繋がっているのですが、蠕動運動が行われないということは、腸の動きが鈍っていると考えられます。

この状態になってしまうと、腸の代謝が落ちてしまい、それにより体内で産生される熱が下がってしまい、冷え性となってしまうのです。

また、身体は代謝を行うためには、食べたものから栄養を吸収し、それを元に行うのですが、老廃物などが腸内に蓄積されてしまうと、栄養素の吸収が出来なくなってきます。

その結果、体内でも代謝が落ちてしまい、熱の産生ができなくなり、冷え性となってしまうのです。

これを腸もみによる蠕動運動が改善していくことで、栄養の吸収もしっかり行われ、冷え性が改善すことができると考えられます。

④ ポッコリお腹の改善

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これは、腸の蠕動運動が鈍ってしまうと、腸に老廃物などが蓄積されてしまいます。

すると、それによりお腹が出てきてしまうのです。

特に腸の部分ですから、おへそ周りです。

その部分が膨らんでしまうことで、ポッコリお腹ができてしまいます。

腸もみの刺激によって、腸の蠕動運動を活発にさせ、腸内に溜まった老廃物を排泄させていくことで、お腹の見た目がスッキリさせることができると考えられます。

⑤ 美肌の効果

美肌

意外にも、腸と美肌は関係性があるのです。

便秘になってしまうと、老廃物などが腸内に蓄積されてしまいます。

すると、この老廃物によって腸内の悪玉菌が増殖してしまいます。

そのようになってしまうと、身体の調子を崩すとともに、悪玉菌が毒素を排出します。

その毒を腸内で吸収してしまうと、身体の新陳代謝がうまく行われず、肌が荒れてしまうのです。

この新陳代謝を改善し、肌のターンオーバーを改善していくには、栄養素の補給も大事ですが、いかに便秘を改善し、毒素を作り出さず、そして溜め込まないかをしていくことが必要になってくるのです。

それを改善していくことで、肌のターンオーバーを起き、美肌になると言われているのです。

腸マッサージ(腸もみ)で痛い7つの箇所は?

腸もみをしていると、痛い場所があると思いますが、その場所はどういった臓器が関係し、原因は何でしょうか?

場所は、主にこちらです。

  1. みぞおち、へそ上
  2. 右上腹部
  3. 右下腹部
  4. 左上腹部
  5. 左下腹部
  6. 下腹部
  7. 腹部全体

それぞれ痛む場所と、体内の臓器の部位はどのような箇所なのでしょうか?

① みぞおち、へそ上

主に胃の部分に当たります。

食あたりや食べ過ぎといった時に痛みが出る場合があります。

② 右上腹部

肝臓や胆のうがある箇所です。

アルコールの飲み過ぎや疲れによって、それらの臓器が炎症が起きている可能性があります。

③ 右下腹部

虫垂炎・・・いわゆる盲腸ですね。

また、女性でしたら、子宮、特に卵巣の炎症などがある場合もあります。

④ 左上腹部

右上腹部と同じく胃、もしくは大腸や膵臓が関連していることがあります。

⑤ 左下腹部

大腸の炎症や卵巣の炎症などが挙げられます。

⑥ 下腹部

腸の炎症、虫垂炎、女性であれば子宮の炎症なども挙げられます。

⑦ 腹部全体

腸全体、また腹膜といって、お腹の中にある内臓を包む膜が炎症している可能性があります。

腸マッサージ(腸もみ)で固い3つの箇所は?

では、痛くはないが、腸もみをすると硬い場所がある場合は、どのような状態になっている可能性があるのでしょうか?

そして、その理由は何でしょうか?

主に硬く感じられる部分は、以下の箇所です。

  1. おへその上、肋骨の付近
  2. おへその周り
  3. 下腹部

① おへその上、肋骨の付近

主に胃の部分に当たりますから、胃が疲労している可能性があります。

  • 外食やコンビニの食事が続いていたりする。
  • 夜遅くご飯を食べている。
  • 油が多い食事になっている。
  • 疲れが溜まっている。

② おへその周り

主に小腸がある箇所で、小腸の働きが不調と考えられます。

  • ストレスが過度にかかっており、あまり休めていない。
  • 食生活が不規則になっている。
  • 冷たいものや、アルコールを多く摂取している。

③ 下腹部

主に便の蓄積が考えられます。

  • 水分不足になってる。
  • ストレスを感じている。

腸マッサージ(腸もみ)のやり方とは?

では、腸の働きを改善する腸もみのやり方は、どのように行えばいいのでしょうか?

小腸と大腸では、やり方が若干違いますので、2つを分けてお伝えします。

小腸のマッサージのやり方

まず、小腸のやり方です。

  1. リラックスする(できれば仰向けに寝た状態で膝を立てる)
  2. 両手を軽く合わせ、おへその上(鳩尾よりも下)にのせる。
  3. そこから、軽く押すように力を入れ、時計回りに揉んでいき、10周を目安に行う。

大腸のマッサージのやり方

続いて、大腸のやり方です。

  1. リラックスする(できれば仰向けに寝た状態で膝を立てる)
  2. 両手を軽く合わせ、おへそ下3cmぐらいの位置にのせる。
  3. そこから、右下腹部→右上腹部→左上腹部→左下腹部→おへそ下へと戻ってきます。その時に軽くお腹を押すように動かしていってください。
  4. 10周を目安に行う。

注意事項

注意

この時に、腸の働きを促すために大きな力をかける方がいますが、そのようにしてしまうと身体が緊張してしまい、うまく腸にまで刺激が伝わりにくと考えられるので、急激に大きな力は入れないように気をつけてください。

また、お風呂の中でリラックスしながら行っても構いません。

腸マッサージ(腸もみ)のおならの出し方は?

腸もみによって、おならも出したいと思っている方もいらっしゃるのではないのでしょうか?

もちろん、先ほどご紹介したマッサージも行って欲しいのですが、ある態勢になるとおならが出やすくなるといわれています。

それは・・・

トイレで前に屈む態勢です。

いわゆる「考える人」ポーズです。

考える人

考える人のポーズでおならは出やすくなる

このポーズは、出口に近い腸の部分を真っ直ぐにし、便やおならの通り道を作りやすくなるといわれているのです。

この状態で更に、先ほどの腸もみの方法を取っていくことで、便やおならが出やすくなるといわれています。

水分摂取も重要

また、水分を取ることで腸の働きを活発にすることもできます。

その際に、冷たい水よりも白湯などの温かい水分を摂るといいとされていますので、ぜひ行ってみてください。

ちなみに私は、寝起きに冷たい水ではなく、白湯を飲むようにも心がけています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

腸マッサージについてパーソナルトレーナーの北村智哉さんにご紹介頂きました。

腸に関する基礎知識から、正しいやり方や注意事項までしっかりご理解した上で、皆さんも是非腸マッサージを行ってみてください。

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