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内臓脂肪レベル【1〜30】とは?|指数の平均、測り方、オムロン・タニタの体組成計もご紹介

2018.03.07

みなさん、内臓脂肪レベルという言葉をご存知でしょうか?

今回は肥満に関する基礎知識から、内臓脂肪、内臓脂肪レベル、その測り方などについてトレーナーの木村泰久さんに詳しくご説明頂きます。

内臓脂肪とは?

近年肥満というワードが、以前にも増して更に注目されるようになりました。

これは日本国民に肥満が増え続けているということと比例しています。

最近のデータでは、男性の3割、女性の2割が肥満状態であると言われています。

現代の肥満の要因とは?

肥満の要因としては、ここ近年食事の欧米化やコンビニやファストフードなどで気軽に食べ物が手に入るようになったことに加え、産業高度成長や都市化の進行に伴い、歩行などの日常活動量が減少したことなどが考えられます。

ファーストフード

それと並行してダイエットへの関心も高く、メディアなどでもダイエットのことや最近ではダイエット専門フィットネスクラブが流行しています。

それだけ肥満やダイエットなどに対する現代の関心は高くなっていますね。

国も肥満を危惧している

では、その肥満について、身体の仕組みや種類など考えられたことはありますか?

ここを押さえることはダイエットを行う上や、自身の健康を守る上で非常に重要なことです。

少し具体的な話なども出てきますが、是非ご覧くださいませ。

まず体脂肪が蓄積した状態を肥満と呼びますが、これは国としても強く懸念し取り組んでいます。

具体的には、平成20年より40歳以上の方を対象として内臓脂肪型肥満に着目した特定健康診査・特定保健指導の実施が義務化されプログラムとして取り組まれています。

該当した保険者に対しては、保健師・管理栄養士・健康運動指導士などの介入により改善が求められます。

なぜ肥満は危惧されているのか?

肥満はなぜこれ程までに危惧されるのでしょうか?

皆様は、メタボリックシンドロームという言葉をご存知ですか?

1988年にReavenによって広められた概念で、内臓脂肪型肥満に高血圧・高血糖・脂質異常症のうち2つ以上が該当した状態を言います。

1998年にWHOでも名称として登録されています。
これは複数の疾患の合併ではなく、1つの病態として考えられています。

 

メタボリックシンドロームは死の四重奏につながる

メタボリックシンドロームは、肥満・高血圧・糖尿病・脂質異常症という”死の四重奏”と呼ばれる疾患に繋がると危惧され、全世界に広まりました。

病院 診察

死の四重奏は言葉通り、死に直結します。

これら4つの疾患は冠動脈に異常を起こす為、脳卒中(脳出血・脳梗塞)や心疾患(心筋梗塞・狭心症)などの直接的な原因となるのです。

つまり、肥満は疾患や死のリスクを上げる状態と考えられ、放置することはとても危険なのです。

肥満かどうかを知る方法とは?

肥満かどうかの判断は様々な方法があります。

血液検査での項目指数でも出ますし、簡易な方法であればBMIの計算(体重/身長✕身長)でも出せます。

BMI指数が24.9までは正常で、25以上は軽度肥満、30以上は肥満と考えられます。

※日本肥満学会では、BMI25以上且つ特定の疾患を持っている状態でも肥満症と捉えています

また、この後お伝えする内臓脂肪レベルや簡易測定でも見ることが出来ます。

肥満になるとさらに肥満になるサイクルに陥る

冒頭でもお伝えしたように肥満は非常に増えており、30~60代の実に3割は肥満状態と言われています。

肥満とは脂肪が蓄積した状態ですが、肥満になるとその脂肪から不都合なホルモンが分泌されてしまい、代謝が下がることでさらに肥満が加速してしまうという悪循環があります。

さらに、肥満の根本的な原因は過食や活動量低下などの生活習慣にある為、そこを見直さない限り根本的に解決することが出来ないのです。

内臓脂肪と皮下脂肪の違い

では、ここでその脂肪がつく場所についてお伝えします。

脂肪は全身のあらゆるところにつきます。

体重が少し増えると「あれ?太った?」と言われた経験はありませんか?

あれはどこで判断しているかと言うと、顔やお腹周り、もっと言えば全身の見た目ですよね。

「痩せた?」と言われる時も同様です。
このことからも、脂肪が全身につくということが分かるかと思います。

その中でも、脂肪は主に2つに分類することが出来ます。

  1. 顔やお腹など目で見える、正に見た目に関係する皮下脂肪
  2. 目では見えないながら進行していく内臓につく内臓脂肪

脂肪がつく順番とは?

ここで1つ重要なポイントがあります。

皆様は、まさに見た目の部分で脂肪がついたかどうかを判断されるかと思います。皮下脂肪ですよね。

しかし、この脂肪がつくには順番があります。

それは、内臓脂肪がついて皮下脂肪という順番です

つまり、皮下脂肪がついている状態は既に内臓脂肪も蓄積している状態と考えられるのです

上記で脂肪は不都合なホルモンを分泌し代謝を下げるとお伝えしましたよね。

ここでもつながるのですが、まず内臓の周辺に脂肪が蓄積し、それによって不都合なホルモンが分泌され、皮膚の下である皮下脂肪が蓄積されると考えられるのです。

このように、肥満改善には内臓脂肪の対策と減少が必須なのです。

※一概にこの通りとは限りません。

※皮下脂肪については後の項で詳しくご説明します。

内臓脂肪レベルとは?

では、その内臓脂肪はどのように測ればよいでしょうか?

内臓脂肪については、オムロンヘルスケア株式会社が【内臓脂肪レベル】という概念を提示しています。

オムロン社のHPには、下記のように記載されています。

内臓脂肪レベルは、その内臓脂肪の面積の大小を、自社データに基づいてレベル化したもの

自宅などで計測する場合、オムロン社や株式会社タニタの体組成計を用いて測定する形になります。

体組成計については体組成計のおすすめ6選!精度、スマホ連動などを比較|仕組み、使い方もご紹介をご確認ください。

内臓脂肪指数の平均とは?

ではここで、実際の数値を全体概要、また男女別の平均で見てみましょう。

まず全体概要の数値としては以下のように分類されています。

全体概要の数値

評価 レベル
標準 1〜9
やや高い 10〜14
高い 15〜30

1〜9は内臓脂肪の面積が標準の為健康レベルも高いと考えられます。

これが10~14となると増加傾向で疾患の予防が必要、15~30になると健康レベルは低く疾患に直結する恐れも高いことから改善が必須となります。

では、男女の平均をそれぞれ見ていきましょう。

① 内臓脂肪指数、女性の平均

年代 平均値
20代
30代
40代
50代
60代 6.5

 

② 内臓脂肪指数、男性の平均

年代 平均値
20代
30代
40代
50代 10
60代 12

上記はすべて【体組成計を使用して】の数値となります。

他に内臓脂肪の面積などで状態やレベルを測る方法もあります。

内臓脂肪の面積平均とは?

次に内臓脂肪の面積について、お伝えします。

まず、内臓脂肪面積が男女ともに100㎠を超えると、内臓脂肪が蓄積した状態で疾患のリスクも上がる、いわゆるメタボリックシンドロームの状態と考えられます。

ただ、内臓脂肪は上記でもお伝えしたように目での確認が出来ない為、測定は一見困難に思われます。

しかし、ここで簡易な方法があります。それが腹部周囲径の測定です。

ウェストラインの測定で内臓脂肪の面積を計る

これはへその高さで測る、服を買う時などに行うウェスト測定ですね。

これが男性85cn以上、女性90cm以上の場合は、内臓脂肪面積100㎠と同等と考えられます。

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正確な計測はCTスキャンでおこなう

実際の内臓脂肪の測定にはCTスキャンが必要になります。

しかし、これはかなり手間もお金も掛かります。

そこで日本肥満学会が統計で調査した結果、上記の数字とイコールになると考えられたのです。

※正確には男性84.4cm、女性92.5cm

また、これはBMIとも関連して考えられます。
上記でご紹介したBMI数値が高い状態も、このウェストの数値が高い状態と考えられるのです。

内臓脂肪の測り方、レベルの計算方法とは?

では、実際の測定方法についてお伝えします。

  1. CTスキャンの計測
  2. ウェストラインの計測
  3. 体組成計での計測

① CTスキャンの計測

まず最も正確なCTスキャンについて。

こちらは医療機関で医師立ち合いの下専用のマシンを用いて測定することが出来ます。

CTスキャン

しかし、上記でもお伝えしたように手間もお金も掛かる為、あまり現実的ではありません。

② ウェストラインの計測

次にウェストラインの測定です。

こちらは学会などによって多少の誤差はありますが、へその高さで周径囲を測定します。

この際一度深く息を吸って吐いた状態で計測すると正確と考えられます。(肥満症治療ガイドライン)

こちらは比較的簡易で且つリアルに見ることが出来ます。

③ 体組成計での計測

最後に、最も簡易な方法が、上記でもご紹介した測定器での測定です。

最近では家電量販店でも比較的正確な数値が測れる体組成計がありますので、そちらで計測することをおすすめします。

 

毎回同じ条件で計測するのがポイント

ただし、こちらは簡易だからこその注意点もあります。

注意

それは、必ず毎回同じ条件で測定することです。

特に体脂肪率などは、トイレに行く行かないだけでも数パーセントの変動がある為注意が必要です。

毎朝トイレに行った後、布団に入る直前など、必ず条件を揃えて測定するようにしましょう。

皮下脂肪、皮下脂肪率とは?

では次に、内臓脂肪とは視点を変えて冒頭でもご紹介した皮下脂肪についてご説明します。

女性は皮下脂肪がつきやすい

皮下脂肪は皮下組織に脂肪が蓄積している状態で、これが過剰に蓄積すると皮下脂肪肥満となります。

男女比では女性に多く、特にお尻や脚などの下半身につくことから「洋ナシタイプ」とも呼ばれます。

※逆に内臓脂肪肥満は男性に多く、リンゴタイプと呼ばれます

皮下脂肪は減りにくい

皮下脂肪は内臓脂肪に比べると疾患のリスクは少ないですが、内臓脂肪よりも減りにくいというデメリットはあります。

※内臓脂肪は有酸素運動で落ちやすい特徴があります。

皮下脂肪の計測のしかた

皮下脂肪を計測することは非常に簡単で、上記でお伝えしたように目で見える脂肪ですので、お腹をつまめば分かります(笑)

しかし、それが多いのか少ないのかというのは数字で見ることが分かりやすいですよね。

こちらも体組成計で計測することが出来ます。

次の項からは、各社の体組成計をご紹介します。

タニタの体組成計で計測

① タニタ 体組成計BC-705N

¥ 3,279

詳しくはこちら

安価なものですが、人気のタイプで体脂肪の測定なども行えます。

測定可能な指標

  • 体重
  • 体脂肪率
  • 内臓脂肪レベル
  • 筋肉量
  • 基礎代謝量
  • 体内年齢
  • BMI

② タニタ 体組成計 左右部位別インナースキャン50V BC-622

¥ 17,600

詳しくはこちら

理想のカラダづくりをテーマにした体組成計で、1000人を超えるアスリートのデータと比較できるという機能がついています。

またSDカードが付属されており、パソコンに入れることで画面でのデータ管理が出来ます。

測定可能な指標

  • 体重
  • 体脂肪率
  • 肥満判定
  • 内臓脂肪レベル
  • 内臓脂肪レベル判定(3段階)
  • 筋肉量
  • アスリートモード判定

オムロンの体組成計で計測

オムロン カラダスキャンHBF-214

¥ 2,580

詳しくはこちら

比較的安価ですが、体組成としての機能もしっかりと付いています。

計測可能な指標

  • 体重
  • 体脂肪率
  • 体脂肪率判定
  • 基礎代謝
  • BMI
  • 骨格筋率
  • 骨格筋レベル
  • 内臓脂肪レベル
  • 内臓脂肪レベル判定(3段階)
  • 身体年齢

オムロン カラダスキャンHBF-701

¥ 9,198

詳しくはこちら

上記カラダスキャンに握り手機器も追加されたタイプで、細かな測定が可能です。皮下脂肪の測定も可能です。

測定可能な指標

  • 体重
  • 体脂肪率
  • 体脂肪率測定
  • 基礎代謝
  • BMI
  • 骨格筋率
  • 骨格筋レベル
  • 内臓脂肪レベル
  • 内臓脂肪レベル判定(3段階)
  • 部位別皮下脂肪率
  • 部位別皮下脂肪率同年齢比較(5段階)
  • 部位別骨格筋率
  • 部位別骨格筋率同年齢比較(5段階)】

以上4つをご紹介しましたが、他にもスマホなどと連携するなど様々な機能が増えてきていますので、自分のライフスタイルなどにも合わせて選んでみてくださいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

肥満や内臓脂肪、内臓脂肪レベルについて詳しくトレーナーの木村泰久さんに詳しくご説明頂きました。

みなさんも肥満や内臓脂肪についてしっかりとご理解いただき、健康的な生活をお過ごしください。

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