健康

寒くなると増加する冬骨折に要注意!データから骨折を分析してみた。

2016.01.15
spinheike / Pixabay

実は、年々大腿骨近辺の骨折が増えています。

大腿骨は下記部分です。)

大腿骨は、高齢者が骨折すると寝たきりの恐れもあります。
実は、この骨折冬場に増加します、、!

日本骨粗鬆症学会理事でもある、
健康院クリニックの副院長 細井孝之(ほそい・たかゆき)先生(※)曰く、、

寒くなってくる と、筋肉が硬直し、背中が丸まったり、
歩幅が狭くなるなど体のバランスを崩し転倒しやすくなります。

さらに、家に閉 じこもりがちになり運動量が減ることで、
骨も筋肉も弱くなり骨折しやすくなるのです

大腿部の骨折は増加の一途

大腿骨近位部骨折患者推移数

※岩手医科大学衛生学公衆衛生学講座 2014年10月発表

2014 年 10 月 23 日の「日本骨粗鬆症学会」で発表された
最新データ※によると、この大腿骨骨折は増加の一途をたどってい ます。

女性は20年前に比べると、80,90代の骨折率が増加

女性の年代別の骨折率※1万人に対して

女性の年代別の骨折率をみてみると、20 年前と比較
して 80 代、90 代の骨折率が増加しています。

ただ、これは高齢化による ものと考えられます。

 年代別に見ると40 代、50 代の骨折率も増加

年代別骨折率

※1992 年を 100%とした場合の、2012 年の骨折率の増減を示したもの

高齢者ばかりでなく、
40 代、50 代の骨折率も微増していることがわかります。

若い層の骨折率があがっていることは、
骨の老化が若年化傾向 にある可能性も考えられます。

寒くなると骨折数が増加!室内の 1 センチの段差に潜む危険性

骨折」は寒くなり始める 10 月以降の冬場がハイシーズンと なります。

骨折の患者数

※日本整形外科学会骨粗鬆症委員会 平成23年大腿骨近位部骨折

寒さで筋肉が硬くなり、
体が思うように動かないこと から転倒し骨折につながりますが、
家の外だけでなく、室内にも危険が潜んでいます。

  • 暖房器具のコードにひっかかり転倒
  • 体が思うように動かな いことで、わずかな段差などにつまずいて、転倒

このようなささいなことで骨折してしま うケースも。

1 センチの段差ですら転倒の危険性があるそうで す。

急に寒くなると、肉体的にも環境的にも一気に骨折の危険性が高まるのです。

(※)細井孝之先生

細井先生

医療法人財団健康院 健康院クリニック 副院長、予防医療研究所 所長 

千葉大学医学部医学科卒業。バンダービルト大学医学部血液研究部門研究員、東京大学医学部老年病学教室講師、外来医長、東京都老人医療センター(現:東京都健康長寿医療センター)内分泌科部長、国立長寿医療研究センター臨床研究推進部長を歴任。日本骨粗鬆症学会理事。専門分野は、骨粗鬆症などの骨代謝疾患、老年医学、抗加齢医学。

まとめ

大腿骨骨折は、がピークとなります。
また、高齢者ばかりでなく、若い層 の女性の骨折率が増加しています。

みなさんも他人事とは思わず、普段の私生活で
骨折しないよう、最新の注意をはらってみてはいかがでしょうか。

次回は、、、、
現代人の骨の強度、骨を丈夫にする栄養素、食事についてご説明します。

関連記事