ダイエット

現代人にこそ必要!?アーユルヴェーダとは?~トリグナ編~

2017.01.17
geralt / Pixabay

前回は地、水、火、風、空の5つの要素から成り立つヴァータ、ピッタ、カパの3つのドーシャについてお話しました。この3つの性質のバランスを軸として、心身の動き、時間、季節、年齢は動いていると考えられています。

今回はアーユルヴェーダを語るのにドーシャと同じくらい欠かせない3つの心のエネルギーである「トリグナ」についてご紹介いたします。

前回記事はこちら

トリグナとは?

サットヴァ、ラジャス、タマス、この心の3つの位置エネルギーの性質をトリグナと言います。

トリグナとトリドーシャはとても密接した関係にあり、どちらも同じものを増やす性質があります。
自身の中のバータの性質が強ければバータを増やす方向に身体は向かい、トリグナも同様にラジャス、タマスの要素を強く持ち合わせているときは同じ要素を心に増やします。

上記を踏まえて3つのトリグナについて解説をしていきます。

3つのトリグナとは?

  1. サットヴァ(Sattva)
  2. ラジャス(Rajas)
  3. タマス(Tamas)

① サットヴァ(Sattva)

サットヴァとは、3つのドーシャであるヴァータ、ピッタ、カパのバランスがとれている状態です。
これは、「明るい、調和、和、謙虚、純性」といった要素、状態を表しています。

サットヴァが心に増えると、心が純粋な状態、至福な状態になることができます。
サットヴァを目指し、心がけて日々の生活を送ると、穏やか、落ち着いている、調和がとれている状態を保つことができます。

■サットヴァの増加を助ける食べ物

  • 牛乳
  • ギー
  • ごま油
  • 新鮮なフルーツ
  • デーツ(ナツメヤシの実)
  • 穀物類

② ラジャス(Rajas)

ラジャスの要素が強いとピッタとヴァータを増加させ、ドーシャのバランスを乱す可能性があります。
これは、「動物、激質、妨げられやすい」といった要素、状態を表しています。

ラジャスが心に増えると、心に動きや願望や欲求が生まれます。
具体的には、あれもこれもやらなくてはと自身を追い込んでしまったり、さらにいくと練習をしなくなってしまったり、エゴが全面的に出てしまうことがあります。
また、活動的、攻撃的、他のことがあまり考えられない、周囲が見えていないというような状態になりやすいと言われています。

■ラジャスを増加させる食べ物

  • 辛いもの
  • 肉類
  • にんにく

③ タマス(Tamas)

タマスの要素が強いとカパを増加させ、ドーシャのバランスを乱す可能性があります。
これは、「不活発、暗闇、重い、鈍い」といった要素、状態を表しています。

タマスが心に増えると、心が動かなくなったり、気力や意欲、やる気がなくなってしまいます。
また、睡眠をとらなくなってしまうこともあります。

■タマスを増加させる食べ物

  • レトルト食品
  • 作り置きされたもの
  • ジャンクフード類

トリグナに影響する食べ物とは?

上記でもご説明の通り、私たちが口にする食べ物もトリグナに影響します。

  1. 食事による状態の変化の過程
  2. サットヴァの状態になるための順序

① 食事による状態の変化の過程

現在の自分の状態に最も近いトリグナの要素も持つ食べ物を身体が欲します。

例えば、自身の状態がラジャスに最も近い場合は辛いものや肉類を食べ続けてしまい、一つのことに執着してしまったり、イライラしやすくなってしまうことがあります。

加えて、タマスの状態に最も近い場合に辛いものや肉類を食べると、失われつつあった気力や意欲が沸き行動的にもなれます。つまり、ラジャスに近づくということです。

このように、自身の今の状態をしっかりと見極め、段階を踏んでサットヴァに近づくことが重要です。

② サットヴァの状態になるための順序

サットヴァの状態になるための順序を簡単にご紹介いたします。

  • タマスの状態の場合、活動的、元気なラジャスの状態にもっていきます。
  • ラジャスの状態の場合、集中力を取り入れていくことでサットヴァの状態になることができます。

これらの行動は、心身のバランスを整えるために行うので、段階を踏み自身のペースで進めることをおすすめします。

まとめ

いかがでしょうか。

アーユルヴェーダでは、全てのトレーニングはサットヴァに向かうために行うとされています。
例えば、自分の内側を見つめる手段のひとつとしてとしてアーサナ(ポーズをとる)トレーニング方法が用いられることが多いです。

余談ですが、父母にタマスの要素が強い状態で受精すると、子どもはタマスの要素が強い状態で生まれてきてしまう可能性があります。

一日の中に色々なことを詰め込むのではなく、物事の優先順位を決め、本当に大切なことを見極めてそこに時間を使うことが大切です。それらを日々積み重ねていくことで、よりサットヴァに近づくように意識をしてみましょう。

次回の記事はこちら

関連記事