ダイエット

現代人にこそ必要!?アーユルヴェーダとは?~アグニ編~

2017.01.26
prasadganapule69 / Pixabay

前回まで3つのドーシャ、心のエネルギーについて2回にわたりご紹介いたしました。

今回は、その2つのを踏まえてアーユルヴェーダでアグニと呼ばれている「消化の火」についてご紹介します。特にドーシャはアグニと強い結びつきがあるので前回までの記事も参考にお読みください。

前回までの記事はこちら

アグニとは?

アーユルヴェーダにおいてアグニは「火」という意味を持ち、消化や代謝を担うエネルギーのことで体内のあらゆる酵素の働きを支えています。アグニ(酵素活性)が順調になることで、全身の消化や代謝が円滑に進みます。

アグニは強すぎても体内の食物を焦がしてしまい、逆に弱くても消化を仕切れなくなってしまいます。そのバランスをとるのは、やはりドーシャとなります。

アーユルヴェーダの良い点は自身の身体を自然の一部としてとらえているところです。
毎日規則的に同時刻に食事をとるようになると、予期反応として食前になると消化液や酵素の分泌が促されるようになり、食べ物が消化されやすい状態や消化環境になります。

しかし、食事を抜いてしまったり不規則だと、消化が上手く進まなくなってしまいます。
規則正しい時間に食事をとることを心がけすぎて、お腹も空いていないのに食べてしまうことはアグニに応じた食事の摂り方とは言えません。そんな時は白湯を飲んだり、ホットミルクに生姜やシナモンなどのスパイスをいれて飲むことをおすすめします。

アーユルヴェーダでは食事の間隔は6時間程度あけると良いとされています。
アグニが最も活発になるのはお昼頃で、夜は自然とアグニが弱くなるため夕食の量が少なくなるのが通常の流れです。

中国のことわざにも「朝は好、昼は飽、夜は少」や、天台宗も「朝は一汁一菜、昼は一汁三菜、夜は非時喰」と唱えられているものがあります。自然の流れにのることでダイエットにも効果的です。

ドーシャと4つのタイプのアグニ

冒頭でもお話したように、3つのドーシャによってアグニのバランスは左右されます。
アウトドアの飯盒(はんごう)炊飯に置き換えていただけるとイメージが湧きやすくなると思います。

ヴァータは風のエネルギー、ピッタは火のエネルギー、カパは水のエネルギー、この場合カパは水とお米に置き換えます。

  1. サンアグニ
  2. ビシュナアグニ(ヴァータによる変化)
  3. ティクシュナアグニ(ピッタによる変化)
  4. マンダアグニ(カパによる変化)

① サンアグニ

バランスがとれている状態のアグニです。
食べたものが体内のエネルギーへとスムーズに変化をします。

最も良好な状態がこのサンアグニです。

② ビシュナアグニ(ヴァータによる変化)

ヴァータ(風)が強すぎても火が消えてしまったり、弱くてもお米が半煮えになってしまいます。

食べ忘れや多く食べ過ぎてしまう傾向があります。

③ ティクシュナアグニ(ピッタによる変化)

ピッタ(火)のエネルギーが強すぎるとお米を焦がしてしまいます。

食べる時間が少しでもずれるとイライラしてしまう傾向があります。

④ マンダアグニ(カパによる変化)

カパが強いとお米に火が通りきらず美味しく炊くことはできません。

長い時間食べ続けてしまう傾向があります。

トリグナとアグニの関係

トリグナ(心のエネルギー)とアグニもドーシャを通じて密接な関係があります。
なぜなら、ラジャスやタマスの増加は3つのドーシャのひとつを増加させる傾向にあるので、結果的にドーシャのバランスを崩しアグニのバランスも乱してしまいます。

ここではトリグナとアグニの関係性を2つに分けてご紹介いたします。

  1. オージャス
  2. アーマ

① オージャス

ヴァータ、ピッタ、カパのバランスがとれ、アグニの強さも良好、体内が健康な状態です。

アーユルヴェーダではこの状態をオージャスと言います。
オージャスは活力素や明瞭、元気、純粋などの意味があり、オージャスが増加すると心身共に健康になります。

② アーマ

3つのドーシャのどれかひとつが強くなり、バランスを崩してしまった状態(先ほどの飯盒炊飯に例えると、焦げたり、半煮えの状態)をアーマと言います。

アーマは未消化物や不明瞭、重い、粘っこいなどの意味があり、病気などの原因とも考えられています。

まとめ

いかがでしょうか。

消化の火と呼ばれる「アグニ」は、身体や環境のエネルギーである「ドーシャ」や心のエネルギーである「トリグナ」と密接な関係にあり、身体と心は常に繋がっているということを意識して生活をすることが大切です。

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