ダイエット

現代人にこそ必要?!アーユルヴェーダとは?~ラサ編~

2017.01.30
padrinan / Pixabay

今回はアーユルヴェーダの中でも重要視されている食事や食べ物から6つの味「ラサ」についてご紹介いたします。

(※文中に出てくる、「ドーシャ」や「トリグナ」については前回までの記事を参考にしながらお読みください)

前回までの記事はこちら

アーユルヴェーダは同じ性質を持つもの増やし、反対の性質を持つもの減らすと言われています。
食べ物は直接的に自身の身体に影響をもたらすと考えられており、体内に入る食物を選ぶのはとても大切な作業になります。

ドーシャ(身体のエネルギー)、トリグナ(心の性質)への作用は勿論、オージャス(活力素)の増減にも関わり、食物の選択によっては病気の原因となるアーマ(未消化物)を増加させてしまいます。

ラサとは?

アーユルヴェーダにおいて味やテイストのことを「ラサ」と言います。
ラサも5つの要素である、空、風、火、水、地から成り立ちます。

6種類のラサがあると言われ、毎回の食事で6種類とも摂取するべきだと考えられています。
その6種類とは具体的に甘味、酸味、塩味、辛味、苦味、渋味です。

6種類のラサがそれぞれドーシャの増減にどのような影響があるのかをご紹介いたします。

(※以下3つのドーシャは、ヴァータ=V、ピッタ=P、カパ=K、とそれぞれ表記します。)

ラサの重要ワードについて

  1. ヴィパーカ
  2. ヴィールヤ

① ヴィパーカ

6種類のラサが胃腸で消化された後にどのような味に変化をするのかを「ヴィパーカ」と言います。
このヴィパーカがドーシャのバランスにも影響してくるので、口に運ぶまでのラサ以上に意識して食事をとることをおすすめします。

② ヴィールヤ

食物が体内に運ばれた際に身体を温めるものか冷やすものかに分類されます。
これを薬源力と言い、アーユルヴェーダでは「ヴィールヤ」と言います。

6つのラサとは?

  1. 甘味
  2. 酸味
  3. 塩味
  4. 辛味
  5. 苦味
  6. 渋味

①甘味

  • ヴィパーカ : 甘味
  • ヴィールヤ : 冷性
  • ドーシャへの作用 : V減少、P減少、K増加
  • 食品例 : 米、小麦、大麦、牛乳、砂糖、かぼちゃの種

②酸味

  • ヴィパーカ : 酸味
  • ヴィールヤ : 熱性
  • ドーシャへの作用 : V減少、P増加、K増加
  • 食品例 : 酢、梅干し、チーズ、ヨーグルト

③塩味

  • ヴィパーカ : 塩味
  • ヴィールヤ : 熱性
  • ドーシャへの作用 : V減少、P増加、K増加
  • 食品例 : 漬物、塩、醤油、昆布

④辛味

  • ヴィパーカ : 辛味
  • ヴィールヤ : 熱性
  • ドーシャへの作用 : V増加、P増加、K減少
  • 食品例 : 生姜、胡椒、ワサビ、唐辛子などの香辛料類

⑤苦味

  • ヴィパーカ : 辛味
  • ヴィールヤ : 冷性
  • ドーシャへの作用 : V増加、P減少、K減少
  • 食品例 : ほうれん草などの緑黄色野菜

⑥渋味

  • ヴィパーカ : 辛味
  • ヴィールヤ : 冷性
  • ドーシャへの作用 : V増加、P減少、K減少
  • 食品例 : 豆類、渋柿、緑茶

このようにアーユルヴェーダは元々インドに伝えられていたものですが、日本特有の食材も6つのラサに分類することができます。

上記を見てお分かりの通り、辛味、苦味、渋味の3つのラサは消化後はいずれも辛味に変化します。それはつまり、辛味はヴァータを増加させる傾向にあるので全体の中での摂取量のバランスが重要になってきます。

前々回の心のエネルギー編でトリグナ(サットヴァ、ラジャス、タマス)に影響する食物の例をご紹介しているのでそちらも参考にしてください。

あくまでも一例ですが補足として、従来一部で増加の傾向にあるとされている「やる気や活力を感じられない人」はレトルト食品やファストフード、コンビニの食品を多く摂取しているからではないかと言われています。
更に「攻撃的な性格(キレやすい性格)」は、激質を増加させる辛いものブームとの関係が0ではないとも考えられています。

前回までの記事はこちら

まとめ

いかがでしょうか。

今回は食物の6つのラサについてご紹介いたしました。

ラサのバランスを考えた食事は自身の身体を構成するうえでとても重要となります。
ヴィパーカとヴィールヤのバランスまで視野に入れられると尚良いでしょう。

食べ物選びは心身の健康の選択、ドーシャのバランスが整った身体、サットヴァの心、オージャスを目指した生活を心がけていきましょう。食物の産地などにまでこだわってみるのも楽しみのひとつかもしれません。

次回は、食物の持つ6つの性質とドーシャへの作用や影響についてご紹介したいと思います。

次回の記事はこちら

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