ダイエット

現代人にこそ必要?!アーユルヴェーダとは?~食事編~

2017.02.08

世の中の兆候として、テレビ番組やSNSで「この食材を毎朝とれば一週間で体重○kg減!」などの文句のものがでると次の日からその食材は需要のおかげでスーパーから姿が消え、ブームの期間によっては値上がりさえしてしまいます。

では、本当にその食材や食事方法が自身の身体に合っているのでしょうか?
それらはいつまで続けるべきものなのでしょうか?

今までも、そしてこれからもずっと付き合っていく自身の身体についてもう一歩踏み込んでみてはいかがでしょうか。
そのきっかけの一つとして、今回はアーユルヴェーダにおけるドーシャ別の食事方法をご紹介いたします。

前回までの内容について

前回までの中でアーユルヴェーダの土台ともいえる、3つのドーシャ(身体のエネルギー)やラサ(味)、属性についてご紹介いたしました。

アーユルヴェーダは同じ性質を持つもの増やし、反対の性質を持つもの減らすと言われています。

特にラサは偏ることなく全体的にバランス良くとることを前提に、不足しがちなものや現在崩れてしまっているドーシャのバランスを取り戻すために必要なラサと取り過ぎ注意なラサを見極めましょう。

今回はそれらを知った上で実際にドーシャによってどのように食事方法を変えていったら良いのか、食材や調理方法、注意点なども含めてご紹介いたします。

アーユルヴェーダ特有のサンスクリット語の言葉については前回までの記事を参考にしながら読み進めてください。

前回までの記事はこちら

身体のタイプに合わせた食事方法の選択とは?

欧米で肥満のタイプにおける研究が行われ、そこで初めて体質別に食事内容を変えることで健康でい続けることやダイエット効果なども期待できることがわかりました。

アーユルヴェーダでは2000年以上も前から体質別の食事方法が推奨されています。
体質のタイプは以下のように変化します。

  • VATA(ヴァータ)=バナナ型→太もも、腰回りから太る
  • PITTA(ピッタ)=洋梨型→お腹回りから太る
  • KAPHA(カパ)=林檎型→身体全体的に太りやすい

さらにアーユルヴェーダでは、

  • 朝にきちんとした食事(偏りなくバランスがとれた食事)
  • 昼に一日の中で最もメインとなる食事
  • 夜に軽めの食事

を摂ることをすすめており、この考え方は類似する意味合いのことわざが中国などいくつかの他国にも存在します。

ドーシャ別の食事方法やその内容とは?

  1. VATA(ヴァータ : 風・空)
  2. PITTA(ピッタ : 火・水)
  3. KAPHA(カパ : 水・地)

① VATA(ヴァータ : 風・空)

  • 性質 : 変動性、軽性、乾燥性、冷性
  • 特徴や注意点 : 不規則な時間の食事や食べ歩きをやりがちになってしまうことが多いです。
    そうするとアグニも弱くなってしまうので、毎食決まった時間に食事をとることを意識しましょう。
    ゆっくり噛んで食べることはヴァータを下げる効果があります。重く、温かく、適度な油分、湿り気がある食事をとるようにします。
  • 摂取するべきラサ : 甘味、酸味、塩味
  • 控えるべきラサ : 渋味、辛味、苦味
  • おすすめの調理法 : 油で炒める、低温蒸し
  • おすすめ食材 : ギー、柔らかく炊いた玄米、白湯、温めたフルーツジュース、肉類、胡麻製品、適量のナッツ類やスパイス、大豆や豆製品、油と砂糖以外の甘味、熟した果汁の多い果物
  • 注意食材 : 生野菜、冷凍食品、珈琲(カフェイン)、シリアルやドライフルーツなどの乾燥した食品、じゃがいも

② PITTA(ピッタ : 火・水)

  • 性質 : 熱性、鋭性、微油性、動性
  • 特徴、注意点 : 代謝がよく消化機能が優れていますが、故に体重の激しい増減を避けるためにも食べ過ぎには注意をしましょう。特にピッタを増加させる辛いもの、熱いものは控えます。イライラしやすい状態の方はイライラ中の食事はNGです。
    食事はあくまでも楽しくとることを心がけ、重く、冷たく、油性のある食事をとります。
  • 摂取するべきラサ : 甘味、苦味、渋味
  • 控えるべきラサ : 辛味、塩味、酸味
  • おすすめの調理法 : 生のまま、低温蒸し
  • おすすめ食材 : ギー、オリーブ油、フルーツジュース、身体を冷ます作用のあるスパイスやハーブ(例 : コリアンダー、フェンネル)、牛乳、無塩チーズ、糖蜜と蜂蜜以外の甘味、熟した果汁の多い果物
  • 注意食材 : アルコール類、肉類、胡麻油、揚げ物、醤油や味噌など塩分の取り過ぎ、卵、ナッツ類

③ KAPHA(カパ : 水・地)

  • 性質 : 重性、冷性、油性、湿性
  • 特徴、注意点 : カパはアーマ(未消化物)を身体にためやすい傾向があるので、油分は控えめにしつつもスパイスを意識した温かい食事を少量で軽めにとるようにしましょう。間食も控え、軽く、熱く、乾燥している食事をとります。
  • 摂取するべきラサ : 辛味、苦味、渋味
  • 控えるべきラサ : 甘味、塩味、酸味
  • おすすめの調理法 : 焼く、低温蒸し
  • おすすめ食材 : ギー、温野菜、葉野菜、雑穀類、スパイス、油分の少ないアーモンド油、コーン油、ローファットミルク
  • 注意食材 : 揚げ物など脂っこいもの、乳製品、肉類、ナッツ類、冷凍食品、醤油や味噌など塩分の取り過ぎ、ココナッツ油、砂糖、卵

以上の様に、ドーシャ別でそれぞれ異なる食事方法を意識しなければならないため、上記を参考にしながら自分自身にあった食事方法を確立してみましょう。

まとめ

いかがでしたか。

どのドーシャにも共通して言える事は食べ過ぎは禁物ということです。

食べ過ぎを防ぐ方法の一つとして、一口を口に運ぶごとに毎回箸をおくという方法があります。
これによって少量でもお腹いっぱいになる為食べ過ぎ防止になり、食事自体の満足度が増します。

最初のうちやヴァータが強い人はどうしても目で次の食材を追ってしまうかもしれませんが、慣れてくると今自身の口の中にある食材の方に集中し楽しむことができるようになります。

私たちは、テレビを見ながら食事をしたり、友達や家族とたわいもない会話を楽しみながら食事をとります。
会話も勿論大事ですが、もう少しだけ目の前のある食事そのものに意識を向けてみてはいかがでしょうか?

例えば会話の内容を食事の内容や味付け、食材についてなど少し変えてみるだけで満足感はがらりと変わります。そうするといつの間にかメインディッシュを通り過ぎてしまうなんてことや、今食べたものの味をいまいち覚えていなかったりなんてことにはなりません。

自身の身体に合った食探しは、今後の生活をより豊かなものにしてくれるでしょう。

次回は文中にも登場した、インドに伝わるオイル「ギー」の作り方についてご紹介します。

関連記事はこちら

関連記事