ダイエット

現代人にこそ必要?!アーユルヴェーダとは?~ギーと舌編~

2017.02.13

アーユルヴェーダを実践していくのには欠かせない、「ギー」と呼ばれるオイルがあります。

食用や調理用としてはもちろん、アグニホートラと呼ばれる朝夕に行われる儀式で火を燃やす油として使われたり、身体に直接使用するなどその使用方法はとても幅広く万能なオイルです。

今回はそんなギーの作り方や活用方法、また舌を見る事での自身の調子の確認方法についてご紹介いたします。

ギーとは?

ギーとはピッタを鎮静すると言われている精製バターです。アーユルヴェーダで栄養学的にも霊的にも大切な油とされています。

インドでは神様の使いとされている牛から分泌されるだけでなく、万能な薬効があると重宝されています。ギーはとりすぎてもコレステロールを上げにくいと言われていますが、とりすぎは血中脂質を増加させてしまいます。
しかし塩分が少なく日持ちもするので、バターよりも日本で普及されるべきだと考えられています。

近年女優さんやモデルさんからも注目を集め、SNSなどでもその存在は紹介され始めています。

ピッタに関する記事はこちら

ギーの作り方

月が満ちる方向に向かってるとき、または満月のときに作ると良いされていて、無塩バターやできるだけオーガニックに近いものを使って作るようにします。

  1. バターを鍋に入れて焦げないように注意をしながら溶かします。(弱火)
  2. 温度が100~110度くらいで細かい泡がでてくるので、更に過熱し110~115度になると泡が大きくなってきます。(中火)
  3. 加熱を続けて120度くらいになると大きな泡に小さな泡が混じり、色が黄金色になります。(中火)
  4. パチパチと音がなるのでその音が止まるときがきたら、火を止めてクールダウンを10分間程行い完成です。

注意:途中で混ぜたりしないことが大切です。

ギーが完成したら、こし器やペーパータオルを使って液だけを瓶などにつめます。

夏場は冷蔵庫、冬は暗くてできるだけ涼しい所で保存します。毎回きれいな乾いたスプーンで使用する分量をとって使用すると長持ちし、必要であれば湯銭をしてから使います。

ネートラ・タルパナとは?

ギーは調理にだけではなく、眼精疲労回復のオイルとしても使われます。

ネートラ・タルパナとは「眼球のオイル浴」のことです。顔の傾き加減によってギーが溢れてしまうこともあるので、片目ずつ行うようにしましょう。

ネートラ・タルパナの正しいやり方

  1. 仰向けで寝転がり、小麦粉を水で耳たぶ位の硬さになるように練り、眼の周りに堤防を作ります。
  2. 眼を閉じた状態で、堤防の中に38度程に温めたギーを注ぎます。(目安は片目につき大さじ3位ずつ)
  3. 温度や感覚が慣れてきたら、眼を開けて眼球を左右に動かします。
  4. コットンでギーを吸い取り、温かい蒸しタオルなどで優しく拭うようにします。反対側も同様に行いましょう。

眼はPITTA(ピッタ)を司ると言われ、眼精疲労はPITTAの乱れからくると考えられています。ドライアイの方は、PITTAの乱れにプラスしてVATA(ヴァータ)の風のエネルギーが加わったものになります。

舌でみる身体の調子とは?

舌を観察する習慣をつければ自身の消化器官がどのように動いているかを確認することができます。

例えば足つぼを刺激すると足裏だけでなく身体の別部分にも影響や効能がでるように、身体の一部分を全体としてみる考え方が伝統医学全体で見られます。

中国医学では「舌は身体の鏡」とさえ言われているのです。中でも舌は胃腸の状態が反映されやすいと考えられています。

症条例

  1. 舌の奥の方がグレー、茶色→VATA(ヴァータ)が強くなっており、結腸や仙骨の状態が乱れている可能性があります。
  2. 舌の中央部分が緑、黄色→PITTA(ピッタ)が強くなっており、肝臓や小腸の状態が乱れている可能性があります。
  3. 舌の先っぽの方が白い→KAPHA(カパ)胃の状態が乱れている可能性があります。

舌がでこぼこしていたり、歯に押し付けたような跡があるときは体内の消化活動が上手く行われていない印です。

舌の筋肉は喉の奥の方までつながっており普段から舌を緩めることが大切で、特にヨガ、瞑想、呼吸法を行うときは強く意識をします。

ヴァータやピッタ、カパに関する記事はこちら

まとめ

いかがでしたか。

舌で健康状態をチェックする習慣をつけることで意識的に自身の身体と向き合う時間を作ります。身体を気にかけるだけでも、不思議とドーシャのバランスが安定してくることもよくあります。

これはドーシャのバランスだけに限りません。
例えば全員がというわけではありませんが、高血圧または低血圧気味の人が毎日同じ時間に血圧を計る習慣をつけると血圧が安定したという結果も報告されています。

ドーシャのバランスを気にかけて生活をし、バランスが崩れかけている段階で食事法やネートラ・タルパナなどの方法を使いドーシャ別の対処をしていきましょう。そうすることで心身共により良い状態、余裕を持った状態で生活を送ることができるようになります。

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