ダイエット

現代人にこそ必要?!アーユルヴェーダとは?~栄養と排泄編~

2017.02.22

前回の「食事編2」で少しご紹介したように、食べ物には「オーグメンティング」、「エクストラクティブ」と呼ばれる「身体に栄養を与える食材」、「排泄を助けるための食材」の2つの分類に分けることができます。

「ドーシャ別の食事」や「オージャスを増やす食事」に加えて食事を見直したときに重要なポイントになるので、それぞれの特徴を日本で手に入る食べ物の例も含めてご紹介いたします。

前回の記事はこちら

オーグメンティングとエクストラクティブの関係とは?

栄養をとることから排泄を行うまでの流れをスムーズにするために摂取するべき食べ物のことです。

「オーグメンティング」(身体に栄養を与える食材)と「エクストラクティブ」(排泄を助けるための食材)は一食につき6:4のバランスで摂取することが良いとされています。

  1. オーグメンティング
  2. エクストラクティブ

① オーグメンティング

一食の中の60%をオーグメンティングの食材をとると良いとされています。

主に、栄養価が高い食べ物で緑が濃く苦味や渋味が強めな野菜が多いです。
身体を肥やす食べ物でヨガのアーサナ(ポーズをとること)を行う上でも、グラウンディング効果を高めてくれるとされています。

十分な量がとれていないとVATA(ヴァータ)が上がってしまいます。(ふわふわと落ち着かない様子、グラウンディングができない状態になります。)

ヴァータに関する記事はこちら

食べ物の例

穀物

  • 大麦
  • キヌア
  • 米類全般

 

野菜

  • アボカド
  • 人参(にんじん)
  • かぼちゃ
  • さつまいも
  • かぶ(食べ物そのものの甘味が強いもの)
  • 蓮根(れんこん)
  • とうもろこし
  • ズッキーニ

 

果物

  • 林檎(りんご)
  • バナナ
  • イチジク
  • グレープフルーツ
  • ライム
  • レモン
  • ライチ
  • マンゴー
  • パイナップル

 

ドライフルーツ

  • デーツ
  • アプリコット
  • イチジク
  • レーズン

 

ドライフルーツ取り扱いのポイント

  • 食材によっては水に一晩(6~8時間)つけて戻し、軽く調理をしてから食べます。
  • つけた水も飲むようにしましょう。
    • 特にレーズンウォーターは便秘や生理時の貧血のときに効果があります。
  • オーガニック(オイルコーティングがされていたり、ケミカルなものがふくまれている)ものは避けるようにします。

 

乳製品

  • ギー
    • ギーを作るときはできるだけ新鮮でオーガニックの無塩バターを使用します。
  • バターミルク
  • ホールミールヨーグルト

ギーに関する記事はこちら

 

海藻

  • 昆布
  • あおさ
  • わかめ
  • ひじき

他のオーグメンティングの食材に比べて少し栄養価が落ちますが、副菜や汁物に使うのにおすすめです。

② エクストラクティブ

一食の中の40%をエクストラクティブの食材をとると良いとされています。

主に、排出や排泄を助ける食べ物で、身体中をクレンジングしてくれる作用のあるものがほとんどになります。

体内でオーグメンティングの食べ物と調和して、アーマ(未消化物)を身体から排出する手助けをしてくれます。

ひとつの食べ物のみを毎食のように食べ続けるようなダイエット方法は、エクストラクティブの食べ物のみでオーグメンティングの食べ物を摂取していない場合が多く、続けているとVATA(ヴァータ)を増加させてしまいます。

アーマに関する記事はこちら

食べ物の例

豆類

  • 小豆
  • ひよこ豆
  • レンズ豆
  • ムング豆もやし

アーユルヴェーダでは、豆類は一食目で豆の形状を残して調理したものを食べ、余ればペースト状にしその日のうちに食べることが多いです。

出来立てや作り立てが基本になるので、次の日までもちこすことはほとんどありません。

 

ナッツ、種(シード)類

  • アーモンド
  • カシューナッツ
  • 胡麻
  • パンプキンシード
  • ヒマワリの種
  • ピスタチオ
  • ヘーゼルナッツ
  • フェンネルシード(噛んで食べると消化の促進の繋がります)

食材によっては水で戻したり、炒るなどの調理をしてから食べます。

 

野菜

  • アスパラガス
  • 青梗菜(チンゲン菜)
  • ブロッコリー
  • ごぼう
  • キャベツ
  • セロリ
  • 白菜
  • しそ
  • 春菊
  • ほうれん草

VATA(ヴァータ)が増加すると

上記でご紹介の通り、同じものを食べ続ける生活をしていると、ヴァータが増加します

そうすると、アグニ(消化の火)が弱まり、アーマ(未消化物)が体内に溜まりやすくなってしまいます。目に見える身体の変化としては肌や髪が乾燥し、便秘症になりがちになります。

体温調節が難しくなり、手足に冷えを感じるようになります。

メンタル部分の変化では常にどこか不安な気持ちが残っているような感覚が続いてしまう傾向があります。

ひどくなると物忘れや身体のこわばりなどを感じる方もいます。

まとめ

いかがでしたか。

今回ご紹介したこれらの食べ物バランスを考えながら、前回までにお話をした個々のドーシャに合った調理方法を選択し、オージャスを高めるための食事をとるべき環境や時間、ラサ(味)のバランスと摂取量などを守るようにしましょう。

これらを意識した食生活を継続することで心にサットヴァが増え、身体のドーシャバランスも整います。

サットヴァが増えると心が純粋な状態、至福な状態になることができ、穏やかで調和のとれた生活をおくることができるようになるでしょう。

オージャスに関する記事はこちら

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